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ドル続伸、海外勢中心に目先の円安予想が急増…2010/4/2
ドル続伸、円が広範囲に下落
  • 前日のNY市場でのドル買いは、発表された3月の米ISM製造業景気指数が59.6と、2004年7月以来5年超ぶりの高水準となり、景気回復期待が強まったことがきっかけ。
  • 欧州や中国などを含め世界的な株高を背景とするリスク指向からユーロ円が続伸し、円が売られたこともドル買い基調を補強した。
  • 日本の機関投資家の姿勢が新年度入りで海外投資に傾斜していることも、円売りの要因になっているとの見方も市場から出ていた。
  • 「1ドル=94円というのは一つの節目だった。この線を越えたので、次の目標は同97円になる」(大手証券)

ドル、93円台後半=ユーロ円上昇につれやや強含む | 時事ドットコム

  • 円が軒並み安、テクニカル下抜けで売りが集中。
  • 特に前日は豪ドルや英ポンドなどに対してテクニカル的な下抜けとなったことで、海外市場でも「テクニカル面に着目して円を売り込む動きが目立った」(外銀)という。
  • 円は新興国通貨に対しても下落しており、対南アフリカランドで12円後半と1年半ぶり、対メキシコペソで7円半ばと1年ぶり安値。
  • 通貨オプション市場で、ドル/円のオプションが6年ぶりに円安見通しに傾いたことが、関係者の関心を呼んでいる。
  • 日本円は経常黒字国であること、デリバティブ関連の取引量が多いことなどから、これまで通貨オプション取引では、プットオプションに比べてコールオプションの価値が高くなる「円コールオーバー」となるのが通常だった。だが、足元のスポット市場で円が大きく売られ始めたことを受けて、今週に入って期近物の円プットオプションへの需要が急増。

FRBの定例会議めぐり思惑先行、ドル買いの手掛かりに | Reuters

ドル/円は膠着状態時に貯めこんだエネルギーを吐き出しているのかもしれない。米雇用統計の良い結果への予想が膨らんでいる。米雇用統計発表は今夜21:30。予想通りとなってドルがさらに上値を目指すか? 円キャリーの再来となるか?(編集部)

グローバルな景気回復のストーリーを描きやすい
  • 午前の東京株式市場は続伸。米国で発表された生産と雇用関連の指標が改善傾向を示したほか、為替の円安進行もあり、業績拡大期待を背景に自動車や電機など輸出関連業種が上昇。
  • 「製造業関連の直近統計が主要国で改善ピッチを増しており、グローバルな景気回復というストーリーを描きやすくなってきた」(MU投資顧問の森川央シニアストラテジスト)
  • 「世界的な景気回復期待の高まりが為替の円安につながっており、日本株投資をめぐる環境は好循環に入ってきた」(野村証券金融経済研究所の若生寿一シニアストラテジスト)
  • 一方、急ピッチの上昇に対する警戒感も高まっており、「上値では利益確定売り圧力が強まる」(同氏)。

日経平均は連日高値、米経済統計と円安好感-輸出中心に景気敏感上昇 | Bloomberg

今夜の米雇用統計は、どちらに振れても、かなりインパクトのあるものになる事は間違いなさそうだ。大きなイベントを控えてFXユーザーは何を仕掛けているのか? 外為どっとコムのユーザーの指値注文状況を載せてみた。(4月2日 13:00/5分毎更新 会員限定)


出典:外為どっとコム 外為情報ナビ

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