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ユーロ買い戻し急激、ドル売り円売り…2010/2/17
ギリシャ再建策合意でユーロ高
  • EU財務相理事会でギリシャ再建計画が承認されたことをきっかけにユーロの買い戻しが膨らんだ。12日に対ドルで9カ月ぶりのユーロ安・ドル高水準まで売り込まれた反動もユーロの上昇を支え、一時は1.3780ドルまで買われた。

NY円、続落 1ドル=90円10~20銭、ギリシャ再建策合意でユーロ高 | NIKKEI NET

  • 前日の海外時間では、ギリシャ国債と独連邦債の利回りスプレッド拡大にもかかわらず、投機筋や投資家による利食いの買い戻しが先行し、ユーロが急反発した。
  • 「IMMのユーロショート・ポジションは先週時点でユーロ発足以来最大の規模に拡大しており、ギリシャを巡る悪材料が織り込み済みとなっている状況下では、短期的にはショート・カバーによるユーロ上昇リスクを警戒すべきだろう」「特に今後ギリシャ国債の対独スプレッドが縮小に転じた場合には、ユーロの上昇が一段と加速する可能性がある」(JPモルガン・チェース銀・シニアFXストラテジストの棚瀬順哉氏)
  • (前日海外時間では)日経平均が200円を超える上昇となっているにもかかわらず、ユーロ/円が伸び悩んでいる。「ユーロはショートカバーがとりあえず一巡し、方向感を探っている状態。東京時間には動きが限られるだろう。ドル/円はボックス相場で、結果的にユーロ/円が狭いレンジに収まっている」(邦銀)

ユーロ1.3775ドル付近でもみあい継続、目先の方向感は錯そう | Reuters

昨夜、NY時間のユーロ/ドルは、貯まったエネルギーの噴出の激しさを見せつけた。ギリシャ債券策合意は単なる「きっかけ」。ユーロ圏に光が見えた訳では無いのだから。

ユーロ圏にはポルトガル、アイルランド、スペインなどPIGSと呼ばれる財政に問題を抱えた国々が含まれている事を心にとめておきたい。

米証券大手ゴールドマン・サックスとのスワップ取引がギリシャの債務隠しに繋がったとの疑いの真相も未だ不透明。(編集部)

米ドル売り、円売り~豪ドルさらに上昇
  • 昨日(16日)公表されたRBA(豪準備銀)議事録では、「経済の状況が期待通りの改善を示せば、さらなる利上げは必要となるだろう」との見通しが示されていた。
  • 昨日、著名なRBA(豪準備銀)ウォッチャーのマッカラン氏は「RBAは年末までに政策金利を計1.00%-2.00%引き上げるだろう」とし、また「3月の会合で0.25%の利上げを実施するだろう」とした。
  • RBAの政策会合は来月3月も含めると、今年はあと10回ある。仮に予想下限の計1.00%だとしても、0.25%ずつの利上げなら4回の利上げがあるという事になる。

マーケットニュース | ひまわり証券

  • 火曜日オーストラリア株式市場は値を上げて取引を終了した。Westpacが収益拡大の結果を示したことが、銀行セクターならびにオーストラリア経済に対する上向きの兆候であると解釈されたことから、金融関連株が高騰した。

オーストラリア市場レポート2月17日:Westpac収益拡大を受け市場上昇 | ABN Newswire

豪ドルが、さらに堅調。上昇トレンドが見てとれる。上下しながら素直に昇って行きそうな気配。ユーロの買い戻しのドル売り、円売りも豪ドルの上昇の支援材料。(編集部)

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