アイスランド格下げでユーロ軟調、ドル雇用統計待ち…2010/1/6
アイスランド格下げでユーロ軟調
- (前日の海外市場では)格付け会社がアイスランドの格付けを引き下げたことで、投資家のリスク選好度が低下したこともあってドルが買われ、ドル円では91円台後半に値を戻した。
- ユーロ/円に関しては12連騰した後、一昨日から調整売りで大幅安となった。売りが一巡したとすれば、相場観からの買い戻しもでるだろう」(ファンドマネージャー)
サブプライムショック後のアイスランドの惨状は記憶に新しい。高金利でスワップ派のFXユーザーに人気の通貨だった。マイナー通貨の運用には、それなりの注意が必要だ。
リスク回避で下げ止まらなかったクロス円に反発の兆しがあるらしい。今朝発表されたオーストラリアの住宅建設許可件数は予想を大きく上回っている。(編集部)
ドルは雇用統計など重要経済指標の様子見
- (東京市場は)前日の海外市場でドルが売られた流れが継続して取引を開始。ただ、同市場の取引時間中には特段の材料もないことから、今晩から7日未明にかけて発表されるADP全米雇用報告やISM非製造業景況指数、昨年12月15・16日の米FOMC議事録など、海外材料を見極めたいとの気分が強い。
12月31日に発表された米失業保険申請件数が2008年7月以来の低水準となったことで年初のドルは堅調だった。今週は重要度の高い米経済指標が目白押し。
昨年11月にドル/円が84円82銭をつけたことから計算すれば、短期間に9円近くもドルが上昇したということ。雇用統計発表前に利喰い・手仕舞いによるドル売りの可能性にも注意したい。(編集部)