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米消費の改善でドル底固い、日銀短観の影響は限定的…2009/12/14
米小売売上高の改善でドル底固いが方向感乏しい
  • 週明け14日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米経済指標の改善を受けて景気回復への期待感の高まりから底堅い地合いは継続しているものの、方向感に乏しい展開となり、89円台前半での小動き。
  • 15~16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、米金融引き締め観測が浮上しているものの、国内輸出企業の売りが強まることも予想され、方向感に乏しい展開となっている。

ドル、88円台半ばに反落=輸出企業のドル売りが重し | 時事ドットコム

NY市場では、11月の米小売売上高、12月のミシガン大学消費者信頼感指数ともに市場予想を上回り、ドルが1カ月ぶりの高値を更新。東京市場でも、この流れは引き継がれているようだ。

本日はドバイ首長国で、政府系持ち株会社ドバイ・ワールド傘下の不動産開発会社ナキールのイスラム債償還期限でもある。状況によっては、リスク回避の動きが出る可能性もあるという。(編集部)

日銀短観の影響は限定的、短観後のドル円下落の背景
  • 短観の結果自体ではなく、大企業の想定為替レートに反応した模様。今回「09年度大企業・製造業の想定為替レートは1ドル=92.93円、下期1ドル=91.16円」とされており、より円高を想定している事が意識された。

マーケットニュース | ひまわり証券

  • (日銀短観発表を受けて)「足元で円高に振れているためやや売り圧力もあるが、短観の大企業DIや設備投資計画などはほぼ予想範囲内。イベント通過感による買いが期待できる」(国内証券マーケットアナリスト)

東京株式市場・寄り付き=小幅続伸、日銀短観は予想の範囲内との見方 | Reuters

日銀短観発表直後には、若干円高にふれたものの、影響は限定的。

明日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)の注目度が高いこともあって、本日は多分に様子見ムード。いよいよ年末モード、企業の持ち高調整、円の需要が増える可能性もあり。大胆はトレードには不向きな日になりそう。

間もなく日銀短観に続き鉱工業生産-10月、稼働率指数-10月と、日本の重要経済指標の発表が目白押し。以下に景気動向指数DIのグラフを載せてみた。景気の各経済部門への波及の度合い(波及度)を測定する重要な指標だ。(編集部)


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