オーストラリア消費者物価指数は市場予測通り…2009/10/28
オーストラリア消費者物価指数は市場予測通り
- 第3・四半期CPI(消費者物価指数)が「ほぼ予想通りの強さだった」(邦銀)ことで、11月にオーストラリア準備銀行(RBA)が開催する理事会で0.5%の利上げの可能性を織り込みつつあった金利市場で、利上げを織り込む動きが後退。11月の利上げ幅は「0.25%の可能性が高まった」(外銀)
サプライズは無かったが順調であることには変わりない。急激ではない事が健全さを示しているとも言えそうだ。NAB(ナショナルオーストラリア銀行)は「最近数カ月は、いくつもの良い兆しが出ている」とのコメント付きで43%の減益を発表している。いずれにしても11月3日の利上げが実施されれば、豪ドル相場には影響があるはず。
全体的には昨日発表された米 消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことで、リスク回避傾向。クロス円、ユーロが軟調。円が買い戻されている。(編集部)
オーストラリアと日本のインフレ率をグラフで比べた
先進国の先陣をきって利上げをしたオーストラリア。昨年の夏までのインフレは、オーストラリアで生活する邦人からも、しばしば耳にしていた。現段階も利上げが必要なオーストラリアとデフレスパイラルに打つ手が無い日本、それぞれのインフレ率をグラフで比べてみた。(編集部)