米ドルが対円で1カ月ぶりの高値更新…2009/10/27
米ドルが対円で1カ月ぶりの高値更新
- ドルは一時92.33円まで上昇し1カ月ぶりの高値を更新した。
- 米経済調査会社ISIグループは26日、初回住宅購入者向け税控除措置が今後13カ月間で段階的に廃止される可能性を指摘。これをきっかけに米金融株が下落しリスク回避志向が高まり、外為市場ではユーロや資源国通貨が急落してドルが買い戻された。
昨日、米連邦準備理事会(FRB)が、利上げの可能性を示すシグナルをいつ、どのようにして送るか検討して始めていると公表している。よりいっそうアンテナの感度を上げておこう。
米経済の出口戦略が時期尚早であれば2番底も…とも言われているから、ここは慎重に。本日は、23:00に発表される米国の消費者信頼感指数(10月)が気になるところ。現在と将来について、雇用や所得などの消費者マインドがアンケート結果だ。実態経済に半年ほど先行する遅行指数だから、今後を占う重要な材料となる。今夜の発表が、市場予想を大きく下回ると相場が動く可能性大。
以下に米国の消費者信頼感指数の推移グラフを載せた。(編集部)