ポンド大幅下落、豪ドル11月3日の利上げ期待…2009/10/26
ポンド大幅下落、予想を大きく下回るGDPを受けて。
- 英ポンドが大幅に下落したのは、英国立統計局が23日に発表した第3・四半期実質国内総生産（GDP）伸び率が事前予想の4.6％を下回ったことがきっかけ。
- 急伸後の急落で「参加者のポジションも含めてかなり混乱している。目先的にどういった動きを見せるか想定できない」（外銀）
- 市場では「英国のGDPを材料にポンド円が売られたことも、午前中のドル円の下落圧力となった」（FX業者）
ただでさえボラティリティが大きいポンド。粗い値動きが予想される局面を乗りこなす猛者には好機、初心者には難しい。ポンドは美味しいが、辛口。（編集部）
豪ドル、11月3日の利上げが予想以上なら急騰か
- 11月3日に開かれる連邦銀行（RBA)理事会で政策金利が10月に続いてどれほど引き上げられるのか、それを決めるのは10月28日に発表される9月の消費者物価指数（CPI)。
- エコノミストは引き上げ必至というところでは一致。
- 問題は回復期に入ったオーストラリア経済の勢いを制御するために適切な上げ幅は25ベーシス･ポイント(0.25%)か50ベーシス･ポイント(0.5%)なのかというところに集中しており、25ベーシス･ポイント予想が今のところ圧倒的。
- しかし、28日発表のインフレ数字が予想を上回る強力さであれば、RBAは、50ベーシス･ポイント引き上げも断行すると予想される。
- オーストラリア統計局 (ABS) の数値では、9月の新車販売台数が季節調整済みで2.9％増加したことが示された。さらに多くの消費者が経済回復の兆しの中で大きな買い物を決断するようになったことから、同数値は9月に2ヶ月連続で増加した、とある経済専門家は語る。民間部門による最近の調査で示されるとおり、このデータは消費者信頼感と景況感における改善を反映している。
いずれにしても11月3日には利上げとなりそうだ。弱いポンドで豪ドルキャリートレード…以前のウォールストリートジャーナルの記事を度々思い返している。ポンド建て、米ドル建ては最近注目ポジションらしい。
以下は英国のGDP推移のグラフ。（編集部）
このカテゴリの記事
人気のコンテンツ
※スプレッドは最小値を表示しています。更新日：2015/2/3 
※スワップは同一日の平常時に取得しています。 更新日：2015/2/3
