対ユーロや資源国通貨の買い戻しでドル底堅い…2009/10/21
対ユーロや資源国通貨の買い戻しでドル底堅い
- カナダ中銀によるカナダドル高懸念や金融取引税導入で大幅に下落したブラジル株やブラジルレアルを材料に、対資源国通貨を中心に海外市場でドルが買い戻された流れを引き継ぎ、ドルは底堅さをみせている。
- ブラジルレアルの大幅下落をきっかけに、これまで騰勢が続いてきた高金利通貨や資源国通貨に調整売りが出たため、ドルが反発した。「ブラジルの措置はサプライズ。資源国通貨買いがいったん止まった」(邦銀)という。
- レアルは今年36%上昇しており、マンデガ財務相は「わが国の通貨が過大評価されれば、輸出と競争力が削がれることになる」と述べた
36%とは、ブラジルレアルの上昇には驚く。ブラジル債を購入した個人投資家も少なくないだろう。残念ながら国内のFX業者ではブラジルレアルに対応していない。ポストFXと噂されているCFDならブラジル投資も可能だ。
先日の取材でもGFT本社COOのラソール氏が、今後CFDのプロモーションに力を入れると語っていた。やはりCFDからは目が離せない。
以下にブラジルの株価指数の推移グラフを載せてみた。ブラジル株価指数はボベスパ指数と呼ばれ、サンパウロ証券取引所上場の主要銘柄により構成されている。(編集部)