今朝のバーナンキFRB議長発言の影響…2009/10/9
今朝のバーナンキFRB議長発言の影響
- 東京時間の朝方、バーナンキFRB議長が、景気見通しの改善を前提とした金融緩和政策の「出口戦略」に言及。
- 金融引き締めに触れたことが伝えられたため、ドルが買い戻される展開となった。
- 3連休を控えたポジション調整によるドル買い戻しが続いているほか、「89.0円付近にストップロスがあるため、これを狙う動きか。ただ、その上の89円半ばにかけては売り注文が並んでおり、ストップロスをつけてもそう走らないとみており、逆にそこが上値確認になりそうだ」(国内金融機関)
本日は3連休前の週末で、持ち高調整の円売り・ドル買い、5・10日の決済によるドル不足あることの影響も強いという。今朝のバーナンキFRB議長「回復が定着すれば、インフレ防止のため将来引き締めが必要になる」、サマーズ米国家経済会議(NEC)委員長の「過去の歴史をみると、通貨安で繁栄した国はない」、要人のドル安けん制発言の効力は…? 米中貿易摩擦が話題にのぼる昨今だけに気になる。(編集部)