オーストラリア政策金利の引き上げ、さらにドル安…2009/10/7
オーストラリア政策金利の引き上げ、さらにドル安
- 豪連邦準備銀（RBA）は6日、政策金利を7日から0.25ポイント引き上げて3.25％にすると発表した。世界的な金融危機が始まって以来、金利を引き上げたのは先進国として初めて。
- RBAのスチーブンス総裁「低水準の金利を維持する根拠がなくなった」豪州の貿易相手であるアジア各国の見通しは良好」「中国の成長は目覚ましく、近隣の経済圏や商品市場に大きな影響をもたらしている」
- ナショナル・オーストラリア銀（NAB）のオスター主任エコノミストは「今後2回連続で金利は引き上げられ、年末までに3.75％に達する」との見通しを示した。また、「RBAはその後半年間様子を見て、約0.50％の利上げを行い、政策金利を10年末までに4.25％、11年半ばには5.50％に引き上げる」との見解を示した。
本日の午後には豪ドルは対米ドルで1年2カ月ぶりの高値を更新した。オーストラリア主要紙とインターネット掲載の求人広告数が2カ月継続で上昇も報じられた。円高は、さらに進み、日本企業の海外企業への出資や公募増資も影響しているとか。 リセッション脱出の花形オーストラリアに投資するなら、高値の円建てより、ドル建て、ポンド建てがいいかもしれない。（編集部）
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