豪ドル堅調、GDP予想以上の0.6％増で…　2009/9/3

豪ドル堅調、GDP予想以上の0.6％増で

• 4～6月期の国内総生産（GDP）が前期比、前年同期比とも0.6％増だったことが、2日の政府統計局（ABS）の発表で分かった（すべて季節調整値）。
• 昨年10～12月期に8年ぶりのマイナス成長に落ち込んだ後、1～3月期に0.4％成長を記録して景気後退を回避した豪州経済が再び力強い結果を出した。
• GDPの発表後、来月6日のRBAの理事会で0.25％の利上げが実施される確率は約40％と示された。
• JPモルガンとナショナル・オーストラリア銀（NAB）のエコノミストらは、年内に2回の利上げが行われると予測している。
• 投資銀マッコーリー・グループの金利ストラテジストであるロバートソン氏「企業投資が好調な上に、6～7月に住宅価格が伸びたことを考慮すれば、何か悪いニュースが出てこない限り来月の利上げを止めることはできない」

（NNA.ASIA　2009/9/3）

オーストラリアGDP成長率の推移
出典：NNA.ASIA

先進国で最も早く世界同時不況からの脱却を示したオーストラリア。オーストラリアの経済ニュースでは、資源関連や大手スーパーマーケットの増収が目にとまる。この動きを見越して多くのFX業者で豪ドルのスプレッド縮小キャンペーンを実施している。押し目を狙いながら追従するのには嬉しい限りだ。（編集部）