円相場は堅調、衆院選後の高値を超える… 2009/9/2
円相場は堅調、衆院選後の高値を超える
- 2日の東京外国為替市場9時時点では前日17時時点と比べて56銭の円高・ドル安。
- 日本株の下落を警戒し、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方による円買い・ドル売り。
- 株安への警戒感はクロス円取引(ドル以外の通貨に対する円の取引)でも見られる。
- 市場では、このところ米経済指標が強い内容であるにもかかわらず、為替市場での反応が鈍いことについて、市場関係者は「これまでの相場で景気回復への期待感をかなり先取りしてきた現れではないか」(邦銀)と指摘。
- 日本時間で3日未明に発表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事録や、週末4日の米雇用統計などイベントを控え、市場には様子見気分も強いという。
本日は週末の米雇用統計を占う材料として注目される米ADP全国雇用統計の発表を21:30に控えている。やはりアナリストの言うように、相場は、ここのところの米経済指標の好結果に舞い上がり過ぎたということだろう。円高を上手くとらえて外貨買いの好機とする見方もあり。資金に余裕があるなら資産運用型FXを考えるのも良いかもしれない。(編集部)
各国の失業率の推移をグラフにしてみた
週末の米雇用統計の指標発表を前に、各国の失業率の推移をグラフにしてみた。日本のバブル崩壊後の変化、アメリカのサブプライム露呈後の急激な変化、資源国オーストラリアの最近10年の高成績などが興味をそそる。(編集部)