マーケットをイッキ読み
民主勝利で円高、一時1ドル=92円台… 2009/8/31
民主勝利で円高、一時1ドル=92円台
  • 朝方は民主党大勝で「安定した政権運営を期待することができる」との見方が改めて市場に広まり、円を買い戻す動きに高値93円55銭を付けた。
  • 中国・上海総合指数がマイナス圏で推移すると、中国経済ひいては世界経済の先行きに対する不透明感が蒸し返され、リスク回避志向の中ドル売り円買いが進行。
  • もとより、民主党の圧勝だけでは円買い継続も力不足。このため、その後はドルの買い戻しに92円台後半となった後は、手掛かり材料難の中もみ合う展開となっている。

時事ドットコム 2009/8/31

  • BNPパリバのシニア為替アナリスト、ティオ・チンルー氏「民主党は内需拡大を景気の原動力とする姿勢を示しており、輸出を通した成長支援のための円押し下げは政策の主流ではなくなることになる。この視点から、トレーダーらは民主党勝利を円高要因だとみている」
  • 同氏「今週発表される多数の指標でリスク意欲が引き続き支えられれば、円の上昇は続くだろう。金利差は円高の主因の1つだったが、円建ての利回りが上昇し米金利は軟調な状態が続けば、利回り格差の拡大が一段と円を支援するだろう」

Broomberg 2009/8/31

オバマ氏のみならず、日本もChange!の週明け、円高要因はもちろんChange!だけでは無い様子。中国株の急落によるリスク回避の円買い、月末に伴う本邦輸出企業のドル売り、円高前の手当としての本邦輸出企業のドル売りが円高を押し上げたという。政権のChange!は要因としてカウントするほどでは無いとの見方も。短期的な為替変動を狙うか、トレンドを見極めてゆっくり行くか…いずれにしても自分のスタンスが問われそうな今週になりそうだ。今週末は定例の「米雇用統計」を控えていることも考慮しておきたい。(編集部)

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