日本のデフレ観測が浮上、円安に振れる… 2009/8/28
日本のデフレ観測が浮上、円安に振れる
- 市場では、早朝に発表された日本の消費・雇用関連指標を受けて、デフレ観測が浮上し、円安に振れているとの声がある一方で、月末および実質的な五・十日にあたるこの日は、ドルが不足気味で仲値にかけてはドルが買われやすい地合いとの声も聞かれる。
- 総務省が午前8時30分に発表した8月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、コアCPI、2005年=100.0)は前年比1.9%低下の99.7となり、2カ月連続で過去最大の下落率を更新。
- また、厚生労働省が28日に発表した7月の有効求人倍率(季節調整済み)は0.42倍で、前月比0.01ポイント低下し、過去最低を更新した。
世界同時不況下で安産資産として円買いによる円高傾向が継続していたが…。政界はバタバタ、経済はデフレ街道ばく進中。「なるべくしてなった」この状況の最新データのグラフを下記に掲載する。(編集部)
消費者物価指数(全国・総合指数) 過去4年間の比較
- 総合指数は平成17年を100として100.1となり、 前月比は0.3%の下落。前年同月比は2.2%の下落となった。
- 担当府省(課室):総務省統計局消費統計課物価統計室
- 公表日:2009年8月28日 08時30分
完全失業率(季節調整値)5年間の推移
- 完全失業者数は359万人。前年同月に比べ103万人の増加。9か月連続の増加。
- 完全失業率(季節調整値)は5.7%。前月に比べ0.3ポイント上昇し、過去最高。
- 完全失業率(季節調整値) 5.4 5.7 % 。
- 担当府省(課室):総務省統計局労働力人口統計室。
- 公表日:2009年8月28日 08時30分。