米景気先行指数、リセッション終息近いことを示唆… 2009/8/20
7月の米景気先行指数、リセッション終息近いことを示唆
- 7月の景気先行指標総合指数(LEI)は、4カ月連続で上昇したもよう。
- 過去70年で最悪のリセッション(景気後退)がまもなく終息するとの見方をあらためて裏付けるとエコノミストらは予想。
- それでも、10%に達すると見込まれる失業率と住宅価格の値下がりは、消費者が支出を控えて貯蓄を増やすなか、景気拡大が緩やかなものにとどまる公算が大きいことを想起させる。
- ムーディーズ・エコノミー・ドット・コムのシニアエコノミスト、ライアン・スウィート氏は「大恐慌以来最悪のリセッションがまもなく終息するとの兆候は多い」と指摘。
今夜は影響力の大きい米経済指標発表がある。21:30の新規失業保険申請件数、23:00の景気先行指標総合指数、そして最も相場への影響が大きいと推測される23:00のフィラデルフィア連銀指数だ。今夜もスキャルパーが腕まくり…。(編集部)
英ポンドは上下200ポイント超の乱高下
- 世界的に出口戦略の議論が始まる中で一段の量的緩和の可能性が明らかになったことで、市場では「政府債務の増大による悪影響が米国より先に露呈することにならないか」(都銀)と懸念する声が上がっている。
- 英野党保守党のキャメロン党首は前日、複数の英紙を通じて、景気後退(リセッション)時期の借り入れは過去最大に達しており、負債で政府が破たんしかねないと懸念を表明した。
- 2009年の英財政赤字は1750億ポンドに達し、対国内総生産(GDP)比で12%を突破することが見込まれている。
今夜スキャルピングを仕掛けるなら、対ドルで上値が重いユーロや弱い材料を持つポンドのドル建て(ユーロ/ドル、ポンド/ドル)も面白いかもしれない。(編集部)