バンク・オブ・アメリカとシティグループの決算発表… 2009/7/17
バンク・オブ・アメリカとシティグループの決算発表
- 海外タイムには依然関心を集める米金融機関決算、中でも経営内容が心配されているバンク・オブ・アメリカとシティグループの四半期決算が発表される。
- 米景気動向を探る上では6月の米住宅着工件数を注目する向きもいる。 「中期的には円高・ドル安に進むと考えているが、昨年が金融危機→円高と『分かりやすい相場』だったのに対し、今年は、特に後半は難しい。同じ現象でもドル安要因と受け取るものもいれば、ドル高要因とみるものもいる。方向感があるように見えない相場、というのが今年後半の世界ではないか」(大手邦銀)
今夜のNY時間には目が離せない。シティバンク(日本時間の21:00~)とバンクオブアメリカの決算発表は、今週前半に発表されたゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースをはるかに上回る影響力を持つ。(編集部)
ドル/円は94円前後が重く、方向感に乏しい値動き
- 前日海外市場で米国株が上昇して引けたことからドルと円がユーロなどに対して売られたが、ドル/円は94円前後が重く、方向感に乏しい値動きになった。
- 週末の手仕舞いムードの中できょうも94円台では上値が抑えられるとみられている。
- きょう予定されている米シティグループやバンク・オブ・アメリカの決算発表への警戒感もあり、ドル/円は方向感が定まりにくいという。 バークレイズ銀行FXストラテジストの逆井雄紀氏は「予想よりいい内容になった場合より、悪い内容になった場合のほうが相場にインパクトがある」とみている。
為替相場は米大手企業の決算発表によるNY株式市場の動向の影響大。既に決算発表されたゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースの予想を上回る好結果を市場が好感しているだけに、本日、予想外の結果が出ると、相場が急変する可能性が大きい。十分に警戒しつつ、チャンスを狙いたい。(編集部)
トルコ中銀:政策金利を0.5ポイント引き下げ-8.25%に設定
- トルコ中央銀行は16日、政策金利である翌日物借入金利を0.5ポイント引き下げ、過去最低の8.25%に設定した。
- インフレ率が歴史的な低水準近辺にとどまるなか、9回連続での利下げとなった。
- ユルマズ総裁は6月16日、景気回復の明確な兆候を確認するまで金融緩和を継続する方針を示した。
高金利でスワップ派に人気のトルコリラだが、やはり、また、利下げになった。当サイトの現在のトルコリラのスワップランキング1位はSAXO系のkakakuFX。(編集部)