東京為替市場 円安・ドル高 米企業の決算を好感… 2009/7/15
東京為替市場 円安・ドル高 米企業の決算を好感
- 米ゴールドマン・サックスや米インテルなど企業の四半期決算が市場予想を上回ったことで投資家がリスクを取りやすくなるとの見方が広がり円売り・ドル買いが優勢となった14日のニューヨーク市場の地合いが続いている。
ドル/円、クロス円は堅調。本時の早朝に発表された米インテルの決算が予想を上回ったことが追い風になった。短期的には円安だが、ドルの上値は重いとの見方が多い。ドルやクロス円の「買い」には臨機応変さが必要になりそうだ。(編集部)
ゴールドマン・サックス増益で景気回復期待
- ゴールドマン・サックスが第2・四半期決算が33%の増益を発表。
- 景気回復期待が膨らみ、高金利通貨を買って円を売る動きが先行。
- 今週はまだ他の米大手銀の決算発表が控えているため、市場には警戒感が漂う。
(ロイター)
今週は、シティグループ、JPモルガン・チェース等、米大手金融機関の決算発表を控えている。市場心理の動向に注意を払いたい。(編集部)
中国外貨準備高が2兆ドルを上回る~過去最高の増加
- 中国人民銀行(中央銀行)は15 日、同国の外貨準備高が初めて2兆ドルを上回ったと発表した。
- 人民銀の周小川総裁は先に、超国家的な準備通貨の創設検討を訴えたが、先月になって外貨準備政策を唐突に変更することはないと表明した。
- シティグループのエコノミスト、ケン・ペン氏(北京在勤)は「外貨準備高の規模を考えると、中国が引き続き米国債に投資するのは必至だ」
2兆ドルを超える外貨準備高は中国のみ、つまり中国は世界の大株主? つい先日の、中国から日本への個人旅行解禁のニュースが頭をよぎる。ヨ○バシカメラの中国語アナウンスに、さらにチカラが入るかも…。(編集部)