ユーロ圏、弱い米雇用統計受け終盤上昇… 2009/7/3
ユーロ圏、弱い米雇用統計受け景気懸念強まり終盤上昇
- 米雇用統計の予想以上悪化を受け、安全資産としての債権需要が高まった。
- ECB(欧州中央銀行)は政策金利を過去最低水準の1.0%に据え置き。
- 独連邦債9月限FGBLc1は一時、6週間ぶりの高値となる121.73をつけた。
- トリシェECB総裁「ユーロ圏金利は当面、変更の可能性は低い」。
世界の2大基軸通貨としての米ドルとユーロ。どちらも苦戦しているようだ。(編集部)
アジア株安見込み先回り的売り、一時、ユーロ/ドル1.3927ドルに下落
- ユーロ/ドルは米雇用統計の悪化を受けてリスク回避の動き。
- 米株安を受け、アジア株の下げを見込んだ動きが先回りしてユーロ売り。
- ドル/円は95.00前後が足元レンジの下限「95円半ばから下値堅くなる」の声が多い。
金融危機のユーロ圏への影響は予想以上に大きい。異なる文化・民族の融合体が活力を持つ日が待ち遠しい。(編集部)
オバマ米大統領 声明「景気反転まで2、3ヵ月以上」
- 景気後退ベースは鈍化の兆しだが、反転までには2、3ヵ月以上。
- 政府は危機を乗り切るための非常手段をとっている。
- エネルギー効率化や医療制度改革で持続成長の基盤を作る必要あり。
2、3ヵ月で反転するのかどうか。「非常手段」が焼け石に水の状態で続いているような…。(編集部)